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6月の雨の日
君はまるで雨に溶け込むように
この世を去った
…雨は降り続けた…
僕は毎日
雨に打たれた
雨粒で涙をごまかすため…
雨音で空虚感をかき消すため…
僕はどしゃぶりの雨に
打たれ続けた…
このまま
君のもとへ逝けたなら
どんなに幸せなことだろう…
叶わぬ願いと知りながら
今日も僕は
雨に打たれる
君に想いを馳せながら…
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