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可愛い。直樹はそう思った。
しかし、今自分は一人だ。
実はヘタレで一人でナンパなんてできない。
けど、何か今声を掛けないと後悔する気がした。
どうしよう…と直樹はポケットに手を突っ込む。
……!
手を出した時、握りしめていたのは、秀樹先輩のイベントチケットだった。
今考えてみれば、ここから始まった。
コンビニから二人組が出て来る。
ここで敬語とかで話せば負けだ!フレンドリーに行こう!
「なぁなぁ!ちょいとゴメン!」
直樹は心を決め声をかけた。
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