運命

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「はい、どうぞ。」 直樹はお客さんにお酒を渡した。 お客さんは、その酒を一口飲んで口を開いた。 「へぇー、そのユカちゃん、メグミちゃんじゃ無かったんだ。運命のコ。」 「ちゃうんですよ。まぁ、このコ達に出会ってなければ、その運命のコには出会えなかったんですけどね。」 そういうと直樹は笑いながらタバコに火を付けた。 「けど直樹って、今から想像出来ないくらい、ヤンチャだったんだね。 今は、なんかオーラの抜けた三十路前って感じ。」 そういうとお客さんも笑いながら、つられるようにタバコに火を付けた。
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