運命

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直樹には、彼女は居なかった。 まぁ、別に意味は無く、ただ好きになる女の子がいなかっただけ。 そんな直樹の横に順平が腰掛けた。 直樹と順平は中学からの幼なじみ。 まぁ悪友だ。 そんな順平が直樹に話しかける。 「なぁ、秀樹先輩から渡されたイベントの券、売れてるけ?」 「ヤバイ…。忘れてた。俺全然売ってないわ。」 だいたいこの頃、こわい先輩ってのが居て、よくイベントを主催しては、カワイイ?後輩達に売らせていた。 しかし、後輩からすれば迷惑では無く、女の子をナンパする良い餌であった。
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