双子の朝

8/9
前へ
/390ページ
次へ
  流亜も小首を傾げて挨拶を返す。 クラス…いや、学校一怖いと言われる流亜の幼なじみである春架は、機会と動植物を愛するごくごく普通(?)の男の子だ。 父親が機械を扱う仕事をしていて、母親が獣医。 そんな両親を持つ春架だから、機械と動植物を愛する子に育ったらしい。 流亜と普通に話しが出来るのは春架と、流亜の友人の璃湖くらいだろう。 担任の先生でさえ、流亜には丁寧な言葉遣いで話すのだ。 それほど流亜は恐ろしい……らしい。 噂では、宇宙人と交信が出来るとか。 噂は本当かどうか定かではないが。  
/390ページ

最初のコメントを投稿しよう!

78人が本棚に入れています
本棚に追加