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「ふふふ。美味しそうな匂いね」
第二調理室で莉音たちとチョコを作っていた雛子と流亜が第一調理室にやって来た。
「きっと、天国に駆け込みたくなるくらい美味しいチョコが出来上がるよっ!」
ニッコリ言う蘭を見て、流亜と雛子はなんとなく理解出来た。
「楽しみね。きっと、一週間はチョコの味が忘れられないのでしょうね」
そう言って、流亜が雛子の方を見た。
「あ、うん…きっと…そうかもね…」
「いやぁ、照れるよぉ。まだ食べてもいないのに、誉めないでぇっ!」
顔を真っ赤にして笑う花月。
今の会話の意味が分からない程、自分の料理の腕に自信があるらしい。
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