誰が亜梨亜先生の背中に犬の絵を描いたか

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  必死で額を抱えて唸っている巳栗に、八手は謝った。 「う、うん…大丈夫…」 巳栗は大丈夫じゃないという表情をしながら言う。 八手は複雑そうな表情をして、正面を向いた。 「そ、そうか…それでは本題に戻る。誰が亜梨亜先生の背中に犬の絵を描いたか…」 「違うよぉ。あれは猫の絵だよぉっ!」 さっきから鏡を見ていた花月(カゲツ)が突然、顔を上げて不満げに言った。  
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