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「ママ、今日夕飯いらない、ナミの家で食べるから」「また?ナミさんのお宅で、迷惑じゃない、たまには家に連れていらっしゃいよ」しかし、香緒里は黙っている。「香緒里聞いてるの?」「この家暗いんだよね、マジ居心地悪いしぃ 行ってきま~す」香緒里は、そう言うと、スクールバックとは別に着替えだろうか?サブバックを持って逃げるように出て行ってしまった。この家は暗い、暗いのか。薫は、軽い目眩を感じた。私は、なんのために家族のために生きてきたんだろうと。
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