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─12月─
寒い冬の日。
仕事が終わって車に乗ろうとした時、電話がなった。
淳「亮平!!玲子が倒れて今病院に」
は!? 倒れた…?
胸の音がズキズキ痛くてうるさい。
俺は車をとばして病院へ向かった。
亮平「玲子っ!!」
亮平は走って病室へ。
亮平「玲子っ…玲子!」
玲子「…亮……」
静かに声を出す玲子。
亮平「……ッ。」
玲子「ごめ…ん。…」
〈ガチャッ〉
玲子の母「あの…どなたですか?」
ー病室の待合室ー
「そうだったの。あなたが亮平君…。玲子が来月あなたと一緒に実家に来るとは言ってたんだけど。」
亮平「あの…玲子さんは……」
母「…玲子ねっ…ガンで…もうもたないって」
泣き崩れる母。
ガン……?
もたないって…
…玲子が?……
亮平「何でだよっ。何で玲子なんだよっ!」
亮平は悔し涙を流した。
…神様。
玲子じゃなくて俺を殺してくれよっ
俺が変わりになるから!
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