3人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
亮平は、泣きつかれて玲子の隣で眠ってしまった。
亮平「ん……。」
玲子「亮ちゃん…。」
亮平「玲子!!」
しっかりと手を握る亮平。
玲子「…亮ちゃん…ごめんね。」
亮平「何で謝るんだよ…」
玲子「…あたし…病気なんでしょ?」
………
亮平「…。」
玲子「あたしが死んだら、亮ちゃんあたしと同じ思いするんだよ?」
玲子は思わず泣いた。
「あたし、元カレが事故で亡くなってから悲しく過ごしてきたから、亮ちゃんもあたしと同じ思いするからっごめん」
亮平「玲子っ…。」
玲子が死ぬなら俺も死ぬ。
玲子のいない人生なんて、考えられないし考えたくない。
俺は病院から一歩も出なかった。
もう一緒にいられない。
これで最後になる。
最初のコメントを投稿しよう!