私の平穏な生活を返せ~‼

8/8
前へ
/8ページ
次へ
「じゃあ、職員室行こっか。」 芽依と鈴と遼は職員室に向かった。 その途中……… 「ねぇ、遼。さっきの恋人宣言どうゆうことかな?」 芽依はニッコリと笑っていたが口調を『闇夜の姫君』にし、目は笑っていなかった。 「あっいや、それは………その………」 「それ、私も聞いてないよ。しかも、それ、レオとかに聞かれたら殺されちゃうよ♪」 鈴も聞いていなかったらしく、笑顔が怖い。 「めぇ~さんも鈴もそんな笑顔で怖い事いわないでよ。ボソッめぇ~さんなんて目が笑ってないし………」 「何か言った?」 「いぇ何もいってません。ボウヨミ」 「それで、何であんなんいった訳?」 鈴は苛ついた様子でいつもの可愛い口調が消え脅しに近い口調になっている。 「何か~めぇ~さんこっちで彼氏作ってないかなぁ~って思ってねぇ~。まぁかまかけてみたってわけ♪それに………」 「それに?」 「面白ろそうじゃん♪」 鈴が黒く笑う。 「どうした?」 遼は気付かずに笑顔で聞く。 鈴が遼の肩に手をおく。 ゴキッ………… 「いってぇ~~!!!!!!!」 遼の声が響く。 鈴が遼の肩を外したのだった。 近くに人がいなくて良かったと内心おもった……… 「面白いで恋人宣言するなぁ~。この浮気者~!」 鈴が肩が外れたままの遼の肩をゆさぶる。 そう、この二人は恋人だ。 このまま、傍観も面白いが先に進まないので、助け船をだした。 「鈴、ストップ。肩治してあげな。遼は零にいわれたんだろ。」 遼の目が泳ぐ。 私は不敵な笑いを浮かべた。(今の顔で笑ってもかっこよくもないけどね。) 「お前がそこまで考えられたら、驚きだよ。零も少しながら心配だったんだろ。先に進まないからさっさと治して行くぞ。」 遼は苦笑いを浮かべ、鈴が驚いたような顔をした。 ((流石、闇夜の姫君様だ………))
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

38人が本棚に入れています
本棚に追加