依頼

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イ「セレンお姉ちゃん起きて」 セ「ん、おはようイヴ」 イヴがあたしを起こしに来た。 いつもはあたしがイヴを起こすのに珍しい。 セ「今日は早いのね」 イ「ううん」 イヴがそういって時計を指差した。 セ「えっ!いけない!」 いつも起きる時間より一時間程過ぎていた。 急いで一階に下りる。 セ「ごめんなさいシューラ!」 シューラがキッチンに立っていた。 シ「フフフ、いいわよ」 セ「でも今日はあたしの当番だし」 シ「一回ぐらいどうって事はないわ」 セ「ごめんなさい」 ケイトがいなくなってご飯当番はあたしだけになったと思った。 しかしシューラも料理が得意という事が判明した。 それ以来は一日置きに料理当番を交代しあっている。 今日はあたしがそうだったのに寝坊してしまった。 セ「いつもはしないのに」 シ「気にしない気にしない」 サ「二人共ちょっと来て」 サッチャンが呼んでいる。 シ「どうしたの?」 サ「ガルスから交信が入ったわ」 そういって小さな機械のスイッチを入れた。 この機械はガルスとあたし達を繋ぐ通信機みたいな物だ。 ガ「おはよう皆」 画面にガルスが映し出された。 フ「おはようガルス」 ル「お~い!皆~!」 いきなりルビィが入って来た。 セ「ルビィ?」 ル「聞いて聞いて!あのね私」 ガ「邪魔だ!どけ!」 ガルスがルビィを画面から押し出した。 サ「一体どうしたの?」 ガ「妊娠したみたいなんだ」 「え~っ!?」 一同皆叫んだ。 サ「ほ、本当!?」 ガ「ま、まあな」 フ「おめでとう!」 ガ「ああ、ありがとう」 シ「女の子?男の子?」 ガ「それはまだわからん」 フ「いや~、ガルスもやる事やるのね」 ガ「何をだ?」 サ「エッチ」 ガ「ば、馬鹿か!」 サ「でもやったんでしょ」 ガ「ま、まあ、やらないと子供は作れないからな」 フ「どうだった?」 ガ「何がだ?」 フ「ルビィの身体」 ガ「ま、まあまあだ」 ガ「そ、そんな事より仕事の話だ!」
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