735人が本棚に入れています
本棚に追加
サ「ね、ねえ、ここって零下の山よね?」
フ「う、うん」
目の前にそびえる零下の山。
しかし以前とは全く違う。
草木が生い茂りジャングル状態だ。
しかもかんかん照りの大陽まで出ている。
セ「どういう事かしら?」
シ「これも突然変異の影響?」
サ「というか依頼主は?」
「よう、皆」
金髪のちょっと不良っぽいお兄さんに話し掛けられる。
フ「誰ですか?」
「あっ、お前らはこの姿は初めてだったな」
「俺だ、デスハザードだよ」
セ「デスハザード?」
サ「あっ、わかる気がする」
デ「久しぶりだな」
シ「何でここに?」
デ「ああ、実は」
「これはどういう事ですか?」
今度は黒髪の優しそうなお兄さん。
セ「ダグド?」
ダ「ええ、皆さんお久しぶりです」
デスハザードとは正反対な感じだ。
ダ「それより兄さんどういう事ですか?」
ダ「なぜ彼女達がここにいるんですか?」
デ「いや~、今回の依頼は1チームだけじゃ面倒だからな」
サ「あなたが私達を呼んだの?」
デ「おう、どうせ俺の名前だと来ないかなっと思って差出人不明で送ったんだが」
デ「予想通りに来てくれたな」
サ「はあ~、なによそれ」
フ「余計な手間が増えたじゃない」
ダ「兄の無礼を許してやって下さい」
ダグドの天使のようなスマイル。
フ「はうっ」
セ「フィーナ?」
フ「あ、あの笑顔は反則よ」
確かに普通の女の子ならイチコロだろう。
フ「ダメよフィーナ、あなたにはケイトがいるでしょ」
フィーナが自分に言い聞かせている。
「やはりこの植物は全て変異種だ」
今度は見覚えのある人物。
セ「ランディス!」
ラ「セレン!?皆なぜここに?」
サ「デスハザードに巻き添え食らって」
デ「カカカッ、いいじゃねえか、皆で楽しく行こうぜ」
ダ「まったく、この人は」
最初のコメントを投稿しよう!