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フ「きゃあ!」
サ「どうしたの!?」
フ「変な虫がいる~」
フィーナの足元に体中から触手が生えた掌に乗るぐらいの芋虫のようななんともグロテスクな虫がうねっている。
ダ「これも変異種ですね」
ダグドが何の躊躇もなく虫を掴んだ。
芋虫はダグドから逃れようと尚更激しくうねる。
フ「わ、私虫は大の苦手なの」
フ「特に芋虫はダメ」
すると脅えるフィーナを見てダグドが微笑んだ。
ダ「はい」
そういって芋虫をフィーナに近付けた。
フ「きゃあ~!」
フィーナがサッチャンに飛び付いた。
ダ「フフフ、噛み付きやしませんよ」
そういって元の所に戻した。
デ「お前意外といい性格してんな」
ダ「そうですか?」
イヴがじっと芋虫を見ている。
セ「どうしたの?」
イ「持って帰っていい?」
どうやら気に入ったようだ。
フ「ダメ~!」
シ「そうよイヴ、変異種は棲息地域から移動させちゃいけないのよ」
イ「そうなんだ」
どうやら諦めたらしい。
イ「じゃあね、バイバイ」
芋虫に向かって手を振る。
芋虫も触手を振り返した。
サ「アハハ、ナイスキャラねイヴ」
フ「きゃあ!着いて来てる~!」
サ「あなたもね」
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