735人が本棚に入れています
本棚に追加
サ「よしここらへんでいいわね」
フ「どうやって見付けるの?」
サ「じゃ~ん」
そういってサッチャンが釣竿を持ち出した。
フ「つ、釣るの!?」
サ「こうやって魚を付けて」
釣針に魚を付けた。
サ「はい」
そういって湖に垂らした。
サ「漁師の人の話によると釣竿でも釣れたらしいから」
フ「そんな馬鹿な」
サ「おっ、来た」
釣竿が若干しなっている。
サ「よしっ!」
サッチャンが思い切り引っ張った。
サ「掛かった!」
針から逃げようとしてるのか離れて行ってる。
サ「逃がさないわよ!」
サッチャンが釣竿を引き上げる。
サ「竜の力に対抗するなんていい度胸」
するといきなり糸がちぎれた。
サ「きゃあ!」
そのまま後ろに倒れ込みシューラにのしかかった。
シ「いたっ!」
サ「ごめんシューラ」
フ「当たり前の結果じゃない」
サ「なかなかの大物ね」
セ「皆、静かに」
何かが聞こえる。
セ「こっちに何か向かって来てる」
サ「えっ?」
シ「怒ったみたいね」
何かが水の中を進んで来る音が聞こえる。
フ「皆下に何かいる!」
するといきなりすぐ横で激しい水柱が立った。
水中から巨大な生物が飛び出して来た。
巨大な山椒魚みたいだ。
そのまま水面を泳いでる。
セ「ど、どうするの?」
サ「取り敢えず撃ってみたら?」
セ「う、うん」
魔銃を一丁だけ構え撃った。
当たった瞬間魔力が爆発した。
「ギャアアア!」
どうやら効いてるみたいだ。
フ「じゃあ私も!」
フィーナが雷の魔法を放った。
フ「あっ!」
しかし潜ってかわされた。
セ「どこへ行ったの?」
イ「下から来てる」
フ「えっ!?」
いきなり船が吹っ飛んだ。
セ「きゃあ!」
皆水中に放り出される。
セ「ぷはっ」
サ「このままじゃ丸呑みよ」
シ「皆!早くこっちに!」
シューラがもう船の上に上がっている。
次にサッチャンが上がった。
サ「掴まってイヴ」
イヴとフィーナも上がる。
あたしは1番離れた所に落ちたのでまだ遠い。
シ「早くセレン!」
セ「はあ、はあ」
船まで必死に泳ぐ。
セ「はあ」
やっと船に手を掛けた。
セ「あぷっ!」
しかし何かが足に絡み付き水中に引き込まれた。
サ「セレン!」
最初のコメントを投稿しよう!