第2章

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噴水… 昔ここで 水の掛けあっこを した噴水である… 胸に込み上げるものを 抑えてアトラルは ジュランの顔を見る 『ジュラン… 愛してるよ… やっぱり俺は ジュランが好きだ 忘れられなかった 片時もペアリングを 離さなかった… ちがうな… 離せなかった… いつかキミが 来てくれるんじゃ ないかと信じてたから』 『私は1度 ペアリングを捨てた… でも今はここにある。 あなたを求めていた 形に残る証拠よ…』 『2人だけの 結婚式の始まりだ』 2人はそういうと お互いの指に 自分のはめていた ペアリングをはめる 『指輪交換終了』 次は誓いの言葉… 『私… アトラル・アレインは ジュラン・ツタータを 一生愛し、 健やかなる時も 病める時も 死が2人を分かつまで 添遂げることを誓います』 『誓います…』 ジュランは泣いていた そして2人は 誓いのキスをした。
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