第1章

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『おっす!榊』 友達の有志が 肩を叩く そのジンワリとした 鈍い痛みが僕の体に 伝わる 『有志か…』 『なんだ?なんか元気ないな?』 僕は有志に夢を 話そうとした その時だった… 『三浦くんいるっ?』 『えっ…?』 廊下にある小さな 小窓から僕の名を呼ぶ 隣りのクラスの 落合七瀬 学年一の美人だと 噂の子だ 『おい榊…落合となにか…?』 『なにもない…』 僕は落合七瀬の元に向う 『僕が三浦だけど…』 『ちょっとついてきて!』 あっと言う間に 手首を捕まれ 廊下を 疾走していた 『榊~!イイ報告聞かせろよ~!!!』 有志の声が遠くなる
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