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噴水は黒い邪悪な
物に変化していて
いつのまにやら空も
薄暗い
どうなってるんだ
『三浦くん、噴水の中に入って』
『えっ?』
ばかいうなよ
こんな黒く うねる水に
入れる訳がない
『私たちは思い出さなきゃいけないの!約束したじゃない!200年後に会おうって!お願い!!アトラル!!』
僕の足は不思議と
噴水に向かっていた
心の中の自分に
行くな
と抑制されてるのに…
『私の後に続いて』
『わかった…』
というと七瀬は
うねる水に飛び込んだ
噴水だから深くない
のに七瀬の姿は
消えた
そして僕も
うねる水に飛び込んだ
ゆらゆら…
この波はどこに続いてる?
ずっとこのまま
流されていたら…
ふと目を覚ますと
僕は小さなドームの
中に俯せになっていた
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