第1章

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『黙れ』 ピシャーン 僕の体に電撃が走る 『くそっ…痛ぇ…』 『口が過ぎるぞアトラル、お前は使命のためにここに再び来たんだ』 電撃を食らったお陰で 僕は機械音声の話を聞くことになった 『お前は今から200年前のシュワネルアレインに行くんだ。お前にとってイヤな過去だろうが使命だ。 お前の名前は アトラル・アレイン。 シュワネルアレインの 国王第1継承者で モルタル・アレインの長男だ。落合七瀬はアトラルの幼馴染みのジュラン・ミーコフだ、そしてジュランはアトラルの遊び役として宮殿に遣わされたんだ。今のお前はそれだけ分かればイイ』 『使命って…なにをするんだ…?』 『歴史を再確認して欲しいんだ。シュワネルアレインは200年前からも世界地図にも載らないくらい小さな国だった 今は地球温暖化のせいで水の中。だからお前たちの教科書にもシュワネルアレインは載ってないはずだ。人々が忘れているシュワネルアレインを思い出して欲しいという 偉大なる国王、モルタル・アレイン様のお言葉だ』 『使命を果たすために僕らはなにを手放すんだ?』
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