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「「つぼみちゃん（師匠）寒い？」」
「足の先が…。」
紅が、昼寝用の毛布ごとつぼみの足に抱きつくと…
「紅ずるーい！」
と言って、葉がつぼみの上にダイブした。
「グウェッ！」
つぼみ。丸太からでられないカエルになる！
「えーん！ライちゃん。どうにかしてよー！」
あたしに助けを求められたって…。
そのうちに、寝息が聞こえはじめ車内が静かになった。
タロ兄ちゃんが、ヒョイと後部座席を見ると…
「葉の奴。丸太（つぼみ）にしがみついたまま寝てるぜ。
なんかさー。ラッコの親子みたいだわ。」
携帯を取り出し、写メを撮った。
「寝ているときは天使なんですけどねー。」
凜さんが、バックミラーを直している間に、あたしは車の窓を少しだけ開けさせてもらった。
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