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~某日某所~
「貴方ですか?私を呼んだのは?」
「本当に来た!あぁ!そうだ!」
「…アハ!まだ幼いのに中々のエネルギーですね!良いですよ。私に出来る事はします。さぁ、願いはなんですか?」
「僕に力をくれ!」
「お安い御用ですよ!さぁ、強く念じなさい。深く、黒く…」
キィィン…
「お、おぉぉっ!凄い!凄いぞ!アハハ!」
「良かったですね。では、私はこれで…」
「待てよ!」
ギィィィ!
「これは!?まさか…この私が……油断…しまし…」
「アハハ!さて、これからが本番だ。良い舞台を作らないとな。」
…真…神…さん…
~真神探偵事務所~
「へっ…くしょい!」
ふぅ…誰か噂してやがるな。美女か?はたまた、借金取りか?いや、大家か?…違うな。ただ、この事務所が異常に寒いだけだ。
暖房の無いこの事務所で、毛布にくるまりながらくしゃみをする俺、真神探偵事務所の所長兼調査員の真神シンは、今日も暇である。
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