『 まじょのはなし 』

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父さんが帰らなくなった日。 母さんは泣きながら魔女の話をしてくれた。 幼くて、父の海難事故を理解できなかった僕は「大丈夫?」と母さんの頭を撫でていたそうだ。 ……昔の記憶は曖昧なのに、あの日が酷い嵐だった事と魔女の話だけは今でも鮮明に覚えている。
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