貴方に出会えた今日という日を俺は神に感謝しよう……

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聞き覚えのある名前━━ 「夏草ちゃん入るわね」 そういって高橋さんは病室に足を踏み入れた、俺も後につづいた そこには俺と同い年位の女の子が窓の外を見ていた 髪は肩までセミロングで茶色のが目立つ しかし、彼女の目は生気を失ったかのように視点があっていなかった 「夏草ちゃん調子はどう?」 高橋さんが話しかけても彼女は何一つ反応していなかった その後高橋さんはいくつか質問を投げかけたがどれも無反応だった 「……あぁそうそう!夏草ちゃん私に助手がついたんだ、えっと名前はたしか……」 俺はその言葉を聞いて呆れながらいった 「速水 健太郎ですよ、先生」 「…健……太郎……?」
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