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佳奈は再びネイリストを始めた。
今までの流行や今の流行を日々勉強する毎日。
俺はいつも通り、楽しく仕事をしている。
中山とも気まずくならずに。
中山は新しい男が出来たみたいで俺に自慢や愚痴をいつも言いに来ている。
人を一途に思い続ける事は決して簡単な事じゃなかった。
一人の方がよかったとさえ思った時もあった。
でも、隣に誰かがいるそれだけで頑張れる事の方が多かった。
人を想う心は皆一緒だと思う。
だから、俺は特別じゃなく当たり前の様に人を愛そうと思った。
これから先、何があるか分からないけど二人ならどんな事でも乗り越えていける。
だって、一年間待っていた俺と一年間眠っていた二人だから。
俺の新しい一歩。
それは佳奈と共にこの世界で生きて行く事。
「ただいま~~」
「おかえり。佳奈」
佳奈の左手の薬指にはシンプルなシルバーリングが光っている。
裏にはEternal Loveと書かれた文字が入っている・・・・
END
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