恋心

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恋とはなんだろう?? 人を愛することだろう。 でも愛のカタチは色々である。例えば… 家族への愛。 恋人への愛。 と大きく二つに分けられるだろう。 家族への愛は、そのまま血のつながりをもった特別な存在、ずっと一緒にいて当たり前の存在。だと思う… 恋人への愛は、愛しい存在。ずっと一緒にいたいと思う存在。 ずっと一緒にいて当たり前な存在とずっと一緒にいたい存在とはだいぶ違うと思う。この二つが家族愛と恋人への愛の大きな違いだと思う。 しかし結婚をすると家族になる。 結婚するとずっと一緒にいたい存在からずっと一緒にいて当たり前だと思う存在になる。 付き合って長い人は分かるだろうが。長く付き合えば付き合うほど別れは辛いものである。 それは家族愛に変わりつつあったからではないかと思う。 一緒にいて当たり前の存在がいなくなり他の人と一緒になる… 人間と言うものは、そんな簡単に割り切れないであろう。また諦めの悪いのも人間だ。 離れたときにその人の存在が改めてわかる。 一緒にいることが当たり前だと思っていると存在も当たり前だと思う。 そう思ってしまうのが人間である。 だから失うと一緒にいたことが幸せであったことに気づき、そして存在の大きさにも気づく。 そしてその悲しみは、いくら経験しても慣れることが出来ない… 仕事や学校、スポーツだってやり続けると慣れることができる。 恋人を失う気持ちは、人間にとっても特別な気持ちなんだと思う。 だから恋をしたくない人間や、人を好きになるのが恐い人間だっている。 やはり拒絶してしまうぐらいツラいことだからと思う。 でもそれは人間を一番成長させることでもある。 悩み、苦しみから立ち上がる人間は強い。 考えて考えて…そこから這上がってきたからこそわかることだってある。 恋愛は時として人生をも変えてしまうものである。恋人のおかげで頑張れることだってあるだろう…恋人のおかげで何気ないことが幸せだったことも…ヤキモチをやいたり、喜んでもらうためにプレゼントを買ったり、人の温もりを感じたり、考えてみると普段じゃ味わうことの出来ないことばかりである。 でも人間には欲望がある。幸せだと気づかずに…もっともっと幸せを…と思い幸せを追い求める。これは間違いではない。 ただ正解でもないと思う。 ただ飽きる、嫌いになられると終わりだと思っていていいだろう。飽きるとは魅力を感じられないと思うことである。
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