0章

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あっという間に授業が終わり、部活に行く途中にあの扉に寄って入ってみた。 やっぱり、ハルヒ達の母校で在ることに間違いない。身体は、二次元になっていた。 「じゃ、戻るとしますか?」 あり? フンヌー! 開かない。 閉じ込められた! どうする? あわてふためいてた俺は、自分の背後にいる人物に気が付かなかった。 「・・・・・・・・」 長門? 「来て・・・・」 分かった。俺は長門に付いていき、ある場所まで来させられた。 そこはSOS団の部屋だった。 「入って・・・・」 「お言葉に甘えて」 俺は、ドアノブに手を掛けた。 「失礼します!」 目の前に居たのは、ハルヒだった。 「有希が人連れて来るなんて、珍しいじゃない!」 「・・・・・・・・」 「まぁ、いいわ。みくるちゃん、お客様にお茶を出してね!私は用があって、部屋を空けるから。お客さんはどうぞごゆっくり」 「ふぅ・・・・」 俺はため息をついた。 「おい長門、誰なんだ?コイツは」 「彼女の言った異世界人に該当する。名前はリョウト。異世界のある場所に住んでる・・・・」 「それにしても彼女は凄いですね。我々も同じく彼女に呼び出されました。暫くは収まっていましたが今度は彼を呼び出すとは・・・・・・・・」 「はいっ、お茶です」 ありがとうございます。朝比奈先輩。 「どういたしまして」 ズズズッ。 熱いお茶が美味い。 今ならこのお茶にPS3の40Gをつけて、10万9800円。お安いですよ~。 なんてくだらないことは、ほっといて。 「しかし、困りましたね」 そうだ。俺はこの高校の制服を着ていない。 つまり、歩いていたら先公や生徒にバレる訳だ。 「服は機関に頼めば大丈夫なので問題ありません。ですが・・・・・・・・」 戻ることが出来ないことかな、今の俺の問題は。
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