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あっという間に授業が終わり、部活に行く途中にあの扉に寄って入ってみた。
やっぱり、ハルヒ達の母校で在ることに間違いない。身体は、二次元になっていた。
「じゃ、戻るとしますか?」
あり?
フンヌー!
開かない。
閉じ込められた!
どうする?
あわてふためいてた俺は、自分の背後にいる人物に気が付かなかった。
「・・・・・・・・」
長門?
「来て・・・・」
分かった。俺は長門に付いていき、ある場所まで来させられた。
そこはSOS団の部屋だった。
「入って・・・・」
「お言葉に甘えて」
俺は、ドアノブに手を掛けた。
「失礼します!」
目の前に居たのは、ハルヒだった。
「有希が人連れて来るなんて、珍しいじゃない!」
「・・・・・・・・」
「まぁ、いいわ。みくるちゃん、お客様にお茶を出してね!私は用があって、部屋を空けるから。お客さんはどうぞごゆっくり」
「ふぅ・・・・」
俺はため息をついた。
「おい長門、誰なんだ?コイツは」
「彼女の言った異世界人に該当する。名前はリョウト。異世界のある場所に住んでる・・・・」
「それにしても彼女は凄いですね。我々も同じく彼女に呼び出されました。暫くは収まっていましたが今度は彼を呼び出すとは・・・・・・・・」
「はいっ、お茶です」
ありがとうございます。朝比奈先輩。
「どういたしまして」
ズズズッ。
熱いお茶が美味い。
今ならこのお茶にPS3の40Gをつけて、10万9800円。お安いですよ~。
なんてくだらないことは、ほっといて。
「しかし、困りましたね」
そうだ。俺はこの高校の制服を着ていない。
つまり、歩いていたら先公や生徒にバレる訳だ。
「服は機関に頼めば大丈夫なので問題ありません。ですが・・・・・・・・」
戻ることが出来ないことかな、今の俺の問題は。
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