49人が本棚に入れています
本棚に追加
高校生になって、一ヶ月。
「何もすることないなぁ~」
と俺はうなだれた。
彼女との連絡が切れ、もう嫌われた様な俺に、
「もう、彼女は自分のことを忘れて欲しいと思ってんじゃないのか?」と、友人
忘れろって、お前・・・・
無理だ。そんなこと。
ヲタクの俺を友達と呼んでくれた恩人を忘れろと?
しかも、女性だぞ!
「はぁーっ」
また、溜め息が出る。
茅原さんの歌声を聴くと、余計に泣きそうになる。
だったら、聴くな?
余計なお世話だ!!
惚れた女は死んでも守れ!
なんて名言を小説で言っても、リアルで言えないんじゃ・・・・。
逆に友人はアタックが成功して、蔓延の笑みを浮かべている。
自分の幸せを、俺等に押し付けるな。余計に哀しくなる。
「暇、ホントに暇。ハルヒの世界に行けないかなぁ~?」
駄目だ!痛いぞ、俺。
忘れろって、俺。
さっきの発言が、後で叶うなんて今の俺には考えられなかった・・・・。
最初のコメントを投稿しよう!