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目の前に広がっていたもの。
それは、紛れもなくハルヒ達が通う北校の廊下だった。
「き、気のせいだろうな」
後ろを振り返って見る。
扉はあるな。一旦戻ろう!
急いで俺は、自分のクラスに戻った。
ホームルームを済ませて授業の準備をしている俺に、友人が話しかけてきた。
「今日は何か特別なことはあった?」
「いや、特には無かったと思うぞ」
無いとは言ったが実は、今朝から凄いことに遭遇したからな俺は。
「ヤベッ、先生が来た!」
「じゃ、授業を始めるぞ」
きょうつけ~、礼。
ペコッ。
軽くみんなはお辞儀をしている。
「・・・・じゃ、この問題分かるか?」
分かるも何も、数学が苦手な俺でもこれぐらいは解ける。
答を言った俺は、机に戻る。
しばらくして、
「ニッポン語、わかってるよね?」
俺達に言う前にまず、貴方が日本語を理解しているのかと先生を疑った。
相変わらず俺は、授業中に絵を描いて暇を潰している。
そして、あっという間に昼休みになり俺は友人のいるクラスに行った。
相変わらず俺は最後に来たのである。
「遅い!」
知るか!
「まぁまぁ・・・・」
昼飯をさっさと頬張り、友人と飲み物を買いに自販機のある場所まで歩いた。
そして、今朝あった出来事を話す。
「嘘だろ~?」
いくら俺がヲタクでも、嘘は着かん。彼女からの返事が良かっただけで浮いてんじゃねぇよ、このバカ。
「でもまぁ、それが本当だったら凄いことだな」
流石だな。この話を信じてくれるとは。
「そんでさ~」
後は、駄弁りながら教室に戻った。
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