0章

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目の前に広がっていたもの。 それは、紛れもなくハルヒ達が通う北校の廊下だった。 「き、気のせいだろうな」 後ろを振り返って見る。 扉はあるな。一旦戻ろう! 急いで俺は、自分のクラスに戻った。 ホームルームを済ませて授業の準備をしている俺に、友人が話しかけてきた。 「今日は何か特別なことはあった?」 「いや、特には無かったと思うぞ」 無いとは言ったが実は、今朝から凄いことに遭遇したからな俺は。 「ヤベッ、先生が来た!」 「じゃ、授業を始めるぞ」 きょうつけ~、礼。 ペコッ。 軽くみんなはお辞儀をしている。 「・・・・じゃ、この問題分かるか?」 分かるも何も、数学が苦手な俺でもこれぐらいは解ける。 答を言った俺は、机に戻る。 しばらくして、 「ニッポン語、わかってるよね?」 俺達に言う前にまず、貴方が日本語を理解しているのかと先生を疑った。 相変わらず俺は、授業中に絵を描いて暇を潰している。 そして、あっという間に昼休みになり俺は友人のいるクラスに行った。 相変わらず俺は最後に来たのである。 「遅い!」 知るか! 「まぁまぁ・・・・」 昼飯をさっさと頬張り、友人と飲み物を買いに自販機のある場所まで歩いた。 そして、今朝あった出来事を話す。 「嘘だろ~?」 いくら俺がヲタクでも、嘘は着かん。彼女からの返事が良かっただけで浮いてんじゃねぇよ、このバカ。 「でもまぁ、それが本当だったら凄いことだな」 流石だな。この話を信じてくれるとは。 「そんでさ~」 後は、駄弁りながら教室に戻った。
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