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『お母さん、どうしてすずめはつばめちゃん達と遊んじゃいけないの?』
まだそれは私が小学校に上がる前の、いつもの口癖の様な疑問。
私は当時心臓が弱く、双子の妹つばめや、近所の子達が仲良く外で遊ぶ気配をいつも家の中で感じ、毎日寂しい思いをしていた。
『お母さんはつばめちゃんだけが好きなの?だからつばめちゃんだけお外で遊べるの?』
お母さんから返ってくる言葉はいつも同じ。
『すずめの事も大好きよ。だから心配なの。昨日も言ったでしょ?すずめはここが他の子と少し違うから、跳んだり走ったりできないのよ。』
お母さんはそう言って幼い私の左胸に軽く触れて、切ない笑顔を見せた。
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