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駅を出て辺りを見渡す。 近くにあった案内板で海の方向を確かめる。 どこの駅にでもあるような案内板。 そんな物を見ても、自分がこの場所に居る事に緊張し胸が震える。 意を決した様に 大きく深呼吸をして鈴音は歩き出した。 駅から海までは太い道一本で行ける。 歩いてどれ位掛かるのか分からなかったが自分の足で歩きたかった。
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