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でも
俺の夢はボーカルだ
出来ることなら
ギターを弾きながら
歌っていたかった
もしそれが出来るなら
嬉しいかぎりだ
さっきまで
呆れていた利々香が
真面目な顔で言った
『幸平の夢ってない?』
それを聞いた
俺は少し照れながら
『バンドやって
いろんな人に俺の
歌聞いてほしいんだ』
っと言った
すると笑顔の利々香は
『可愛いヒトね』
っと言った
その言葉を聞いた瞬間
なぜか利々香のすべてを
知れたような気がした
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