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先ほど
ぶつかってきた
彼女は
少し戸惑いながら
断っていた
彼女と一瞬
目が合い戸惑ったが
そのチャラ男に
『ゴメンこいつ
俺の彼女だから』
俺はそう言って
彼女の腕をつかみ
少し遠くに行った
『あっ...ありがとう
ございます...』
彼女は下を向いたまま
言っていた
『気にしなくていいよ
俺はただああいう奴
嫌いだから』
やっぱり
俺は優しく笑っていた
そのとき
まだ手を繋いでいた
ことに気付き
『あっ...ゴメン』
『いえいえ』
そのときの彼女は
笑っていた...
そのとき初めて
彼女の笑顔を見たんだ
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