禁断～交わらぬ線

罠

こんな事をして、お土産を沢山買って新婚旅行は終わった。

帰って早々、お土産を配りに行く。

武人『ここから近いから颯斗の所に先に行くか！』

私と武人が済むアパートから１番近いのが颯斗が住むアパート。

私『…そだね。』

そうして颯斗のうちまで車を走らせた。

インターホンを鳴らす。

『はぁい…あら！！今開けますね！』

声の主は奥さんの昭子さん(あきこ)だ。

昭子『いらっしゃい！この度はおめでとうございます！上がって下さい！』

そう言うと、昭子さんは奥の部屋に向かって叫んだ。

昭子『颯斗ー！武人さんと海さんがいらしたわよ！』

颯斗いるんだ…

奥の部屋から颯斗が出て来た。

颯斗『おかえり！どうだった？初夜は（笑）』

昭子『コラ！』

武人『やる事は同じだけど、気持ちが違いますなぁ！（笑）』

二人は無邪気に笑いあった。