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一ヶ月後… 海は公園横の喫茶店へと足を運んだ。 ただ、愛されたかった… 1番好きな人から愛されたかった… 喫茶店のドアを開ける。 1番奥の、外から見えない席に、颯斗はいた。 颯斗『クスッ…やっぱり来たんだな。』 海『…』 海は無言で颯斗の前の席に座った。 店員『ご注文は?』 海『コーヒー』 店員は、去っていく。 颯斗『来た事、後悔してんのか?』 海『……』 颯斗『俺は嬉しいよ。これで、また海と愛し合える。』 海『後悔してるのは…』 海は口を開いた。 海『後悔してるのは、颯斗と喧嘩別れした事、武人と付き合った事、…そして、結婚した事… 結婚して幸せになるって決めたのに…』
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