憎しみの唄

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どんなに時が流れても どんなに環境が変わっても 私の中の奥に根付いた闇は消えない。 父は私を殴り 母は私を罵倒し 私は手首を切り刻む。 全ての傷は憎しみ。 愛されたいのに 愛されない。 私は生まれてこなければよかったのかしら。 ねぇ、なんで泣いているの? 暴力を振るったのは貴方たち。 血だらけの娘を認めなさい。 貴方たちにはこれから もっと苦しんでもらう。 私が数年受けた暴力の 倍以上の痛みをあげる。 嬉しいでしょう? 泣いて喜びなさい。 その日まで私はいい子でいるわ。 復讐はこれから。
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