憎しみの唄
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ただ哀しかった。 ただ愛されたかった。 私は泣くことも 許されなかった。 生きているのか 死んでいるのか それさえ曖昧で わけがわからなかった。 気付いたら左腕は 紅に染まり 私の眼からは沢山の滴 毎晩、毎晩、 神社でひとり泣いた。 帰ったらまた殴られる。 その前に他の痛みで 心を守っていただけなのよ。
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