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ある日、私の席の前を通る森木が通り過ぎた後に戻ってきた。
「今度いつ暇?バイク乗りたいっちゃろ?」
ん??
『は?彼女は?!』
そこまで聞いたら森木はまた歩き出しこっちも見ずに大したことではないように呟いた。
「別れた。」
いつも強気な森木の寂しげな顔にどうしていいかわからなくなった。『だ…ダイジョブ…??』なんて聞いちゃう始末。
すると森木は少し困ったような笑顔で私を見た。
「何それ。大丈夫よ。いつでもいいけん言って。乗らんなら別にいいけ『乗る!!今日!!』
体乗り出した私に笑って「了解。後で。」そう言って席に戻って行った。
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