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それからしばらくはそのマンションの駐車場で座り込んで話してた。 彼女と別れた理由も。 もともと内気な彼女に自信を持てるようにいろいろしてあげてた森木。 自然と彼女の世界は森木中心になっていく。 そして最近始めたバイト先で出会った男の人と仲良くなり「もっと遊びたいから」って理由で振られたらしい。 「もらったネックレス目の前で引きちぎって返してやったわ。」 なんて笑いながら言ってたけどつらそうだった。 『彼女遊びたいけんって…そんなのないよね。わ、別れて正解だったんだよ!!』 「彼女は俺しかしらんけんね。まぁしょうがないっちゃない?…うし!そろそろ行くべ。」 そしてバイクのエンジンをかけた。
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