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席が近いのもあり、四人とも急速に仲良くなっていった。
『だから浜ちゃんなんでそんなにクールぶってるのさ。』
「俺バイクにのってるから目立たないようにしてんの。目立つといろいろめんどいやん?だから勘弁して。」
『マジ?!どんなの?!のせてよー』
バイクの免許をとるだけで停学のこの学校でバイクに乗ってる人間がいるなんて思わなかった。
めんどくさそうにケータイを取り出した森木は一枚の写メを見せてくれた。
『でっか!!かっけーぢゃん!!』
「400やけんね。」
『なんてバイクなん?』
「ゼファー。」
黒の外装にタンクに金色で書かれた[粋]の文字。
今まで原付しか乗ったことない私には衝撃だった。
それから、16になってすぐに免許をとって自分で整備できるようにまでなったことや地元のメンバーと走りに行く話等いろいろ聞いた。
自分の知らない世界を楽しそうに話す森木に知らないうちに私は徐々に惹かれてた。
ただ惹かれてたって言っても当時付き合って二年の彼氏がいた私は友達として。
友達として仲良くなりたい!!そう思ってた。
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