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あたしん家は売れないラーメン屋。
味はまぁまぁなんだけどボロイ。
こんなとこで働きたいなんて人もいないからあたしが手伝うしかないのだ。
あたしが高校通うお金だって危ういし…
いつの間にか家に着いた。
家から近い高校選んでよかった。
にしても…
今日も相変わらずボロイねっ!!
自分の家の店の前に立ってこんなこと思うってむなしい…
改築するお金があればなぁ…
「ただいまぁー」
「おかえりぃ」
聞きたことない声だ。
あたしはいそいで顔を上げた。
そこにはこんなボロイラーメン屋になんかいないようなカッコイイ男の人がいた。
「誰?」
これがあたしのいつもの日常を壊す人物になろうとは今のあたしは知らない。
。
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