一年目 引越し
2/47
読書設定
目次
前へ
/
264ページ
次へ
ガタガタと荷馬車が揺れる。舗装もなく、ただ草をむしっただけの道だ。無理もない。 町からは少し離れた草原。風は遮られる事なく、吹き抜けていく。 「引越しにはいい天気だ。なぁ、タリュー」 男は馬車の荷台を覗き込む。そこには、小さな女の子がチョコンと座っていた。 男の言葉に、女の子はコクンと頷く。胸につぎはぎの目立つウサギのぬいぐるみを抱いていた。 「そうか、お前もかタリュー」
/
264ページ
最初のコメントを投稿しよう!
556人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
15(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!