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学校に到着♪
幸せな学校生活が始まると思うと私はすごく嬉しかった。30分くらいの道のり…何ともなかった。普通に通学するのも楽だった。
靴箱で上靴に履き替える。
何もかも新しい♪靴も鞄も、制服も♪
「未来~♪おっはよ」
由美だ。
「おはよう。由美ちゃん」
「“ちゃん”はいらないよ♪未来♪」
「うん♪」
「一緒のクラスで良かった♪クラス行こ♪」
私のはじめての友達は…由美になった。
クラスに行くと、男子達は賑っている。嫌いなパターンだ。
気にせず教室に入った。由美が、皆に
「おはよう♪」
と言った。私にはそんな勇気はなかった。
私は…愛と翔にひとまず挨拶をした。
「おはよう。翔ちゃん…愛ちゃん」
「未来おはよう♪」
「西村さんおはよう」
挨拶をしてくれたのは有り難いが、愛だけは…何故か“西村”と言う名字だけだった。なんか気分悪い…。
まあ気にしないでいいか。
席について、筆記用具を取り出し、鞄を横のフックにかけた。
「未来ーーーー♪♪」
雅が抱き付いてきた。びっくりしたあ!
「雅!!まじびっくりしたんやけど!」
「だって、びっくりさせたんやもん!♪」
そうきたか。
「おはよう♪雅♪」
「はよ!♪男子賑ってるなあ。元気やわ!」
うんうん。うるさいよ…男子って言う生き物は大変だな。
「未来!雅♪」
雅と私は声を揃えて
「由美!!」
と叫んだ。
「今日は、嫌な教科ある?」
「全てじゃい♪♪」
「何よ~未来♪全てってまあ仕方ないか♪」
「国語と歴史以外全て嫌いやわ♪」
「未来らしいな。」
二人は、私に笑顔を見せてくれた。
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