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「おはよう!」
いつものように、家族にあいさつをした。
「元気やなぁ。」
そう言ってきたのが、私の一つ上の兄…潤だった。私は、今日から、中学生だ。すごく嬉しい。この日を楽しみにしていた。でも、お兄ちゃんは嫌らしい…。私と同じだからだろう。
「だって、今日から中学生やで!やっとやで!当たり前やんか!」
私は、セーラー服に身を包みこんだ。すごく、わくわくしている。おじいちゃんは、
「お姉さんになったなぁ。未来も中学生か」
と喜んでくれた。
「うん!」
「俺…そろそろ行くわ遅刻嫌やし」
と、先に行ってしまった。 私は、時間があったから、くつろいでいた。
入学式は、9時からだった。おばあちゃんといっしょに中学校に行った。私が、学校に行くと、一人の女の子が話かけてきた。
「未来!!おはよ」
私の一番仲良しの、サキだった。
「サキ!びっくりしたわぁ。おはよう」
サキに駆け寄って話をした。
「クラス見に行こ。いっしょならいいのになぁ。」
サキは、クラス表を見に私の腕を掴み、引っ張った。
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