第1章ー入学式ー

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「おはよう!」 いつものように、家族にあいさつをした。 「元気やなぁ。」 そう言ってきたのが、私の一つ上の兄…潤だった。私は、今日から、中学生だ。すごく嬉しい。この日を楽しみにしていた。でも、お兄ちゃんは嫌らしい…。私と同じだからだろう。 「だって、今日から中学生やで!やっとやで!当たり前やんか!」 私は、セーラー服に身を包みこんだ。すごく、わくわくしている。おじいちゃんは、 「お姉さんになったなぁ。未来も中学生か」 と喜んでくれた。 「うん!」 「俺…そろそろ行くわ遅刻嫌やし」 と、先に行ってしまった。 私は、時間があったから、くつろいでいた。 入学式は、9時からだった。おばあちゃんといっしょに中学校に行った。私が、学校に行くと、一人の女の子が話かけてきた。 「未来!!おはよ」 私の一番仲良しの、サキだった。 「サキ!びっくりしたわぁ。おはよう」 サキに駆け寄って話をした。 「クラス見に行こ。いっしょならいいのになぁ。」 サキは、クラス表を見に私の腕を掴み、引っ張った。
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