第1章ー入学式ー

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クラス表を見ると、 3クラスあった。私はAで、サキがBだった。私達は、最悪やあ!とだけ叫んだ。仕方ないと思いサキに、 「まあ仕方ないさ。」 と言った。サキは静かに頷いた。 「絶対にクラスに行くから!!」 私達は、別々にクラスへ入った。私のクラスは、女子が10人男子が15人くらいで、騒がしい。盛り上がっているようだった。 だが、柄が悪そうな子が沢山いる…。髪を茶色に少し染めて、ワックスで髪型を変えている子や、付け髪など…すごい子が沢山いたから、私は驚いた。 「未来おはよう!!こっちが未来の席やで!」 「あ…おはよう!(うわ。さすが、3校集まった人数やな。これなら友達も出来そうやわ。)」 私の席の前の同じ学校の女友達…翔が私の席を叩いて 「未来!遅いで!早く座りな!」 私は少し笑いをこぼしてしまった。いつもテンション高い、翔は、私といっしょに笑った。先生が教室に入って来た。女の先生だ。若くはないだろう。 「はい!廊下に名前の順に並んでよ。早くしなあよ。入学式始まるよ!」 と皆を並ばせた。優しくて、おっとりした先生だ。ゆっくりと体育館に進む。階段をゆっくりとおりていくと…
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