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切り立った崖
歩くのも困難な細い道を全力で走る
下なんて見えない
後ろを見る時間なんてない
ただ前を
足元を見たらきっと竦んでしまうから
過去には行かない 未来がほしいの
でも現実は「現」にしかない
前いたのが楽園でも関係ない
今立っているのは
崖以外の何者でもないのだから
もし、ここから逃げて後戻りしても 楽園には辿れない
手に入るのは彼方にある未来だけ
道はここにしか無いの
歩くよりは走った方が速いデショ?
花を見るのも好きだけど
今はただ 走ることしか 知らないが如く
ただ ただ
足を踏み出す事さえ
覚えていればいい
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