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あなたから
貰った
言葉が
空っぽだった
私の心に
ふわりと種を蒔く
小さな 小さな
ほんの僅かな
その種は
時間を掛けて
芽を出すと
深く 深く
私の心に根付いていった
やがて
大きな木となり
途轍もなく
巨大な
樹になり
それは
いつしか
空っぽの心を
たくさんの緑で
埋め尽くす
私の支えとなり
私の糧となり
成長して
やがては
小さな 小さな
実をつけるのだろう
ずっと遠い昔に
霞んでしまったあの夜に
あなたから貰った
脆くて儚い
優しくて強い
言葉という
実をつけるのだろう
いつの日か
その実が落ちる時
私もあなたと
同じように
誰かの心に
種を蒔けるだろうか
誰かの心に
深く
根付くことのできる
小さな種を...
小さく 儚い
暖かくて 強い
言葉という
種を...
。
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