エピソード1 ヒロキ

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かれこれ待つこと20分⏰ カナエが一人で帰ってきた。 ヒロキ「ユキは?」 カナエ「電話してる」 ヒロキ「あぁ?誰と?」 カナエ「・・・・・・ユキの元カレ」 それを聞くと、ヒロキは無言で立ち上がり外へ出ていってしまった。 帰ってきた時、彼が手に握っていたものは―― ユキの携帯📲だった。 ユキ「ちょっと❗返してや‼!」 ヒロキ「うるせー」 (°Д°)ハァ?何やってんだ・・・コイツ・・・。 よく見ると携帯のサブディスプレイが光っている。 つ・つ・つ・つ・通話中⁉ Σ(°Д°; そういえばさっきカナエが「ユキは元カレと電話中」って言ってたよぅな・・・。 ヒロキ「あん?もしもし?お前誰?」 ヒロキはユキの電話の相手と喋り始めた。 ヒロキ「名前はシンか・・・。で、ユキからなんて聞いてんの?」 軽くハショるとこうだ。 ①ユキがヒロキにひどい事を言われたと泣きながら電話してきた ②シンはユキと前からヨリを戻したかったためこのチャンスにアタック ③身も心もボロボロなユキは🆗と返事 みたいな感じだった。 さっきまで「絶対許さない!」って言ってたのに立ち直り早ッ❗ ヒロキは一通り聞き終えると 「お前こんなキモイ女とよく付き合おうとか思えるな(笑)」←(お前、さっきまで付き合ってたんじゃねぇの?) 「俺のお古でよければもらってやってくれや」←(そもそもシンは『元カレ』なんだからヒロキより先) 「てゆーか、こんなブサイクの何がいいわけ?」←(必死) とか、矛盾しまくりのトークでユキがシンとのヨリが戻るのを食い止めようとしてるみたいだった💧 チエもそんなヒロキを見てムクレ顔😡
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