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「姫那ちゃん、ごめんな。こんなこと頼んで。」
「まぁ、叔父さんの頼みですから。」
そう。
この人は私の叔父にあたる方でもあるのだ。
「うん、すまんね。総一には怒られたけどね。」
「あはは…。」
総一っていうのは叔父さんの息子であり、ということはいとこであり、まぁ…私の恋人でもある。
「姫那にんな危険なことさせんじゃねぇっ!って凄い剣幕で怒るからおじさん、凄い怖かったよ。」
わはは、と笑いながら愛されてるねぇと冷やかされる。
それに便乗して、隣で大人しくしていた竜もお熱いねぇと冷やかす。
「私帰ります!」
「わっははは!照れてるー、あっ竜君も本当にありがとうな!」
「いえー、俺も暇だったもんで!」
そんなやり取りをしている二人をスルーして、失礼しましたと私はそこを出た。
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