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リーダーに続き他の奴等も逃げて行った。
僕は木戸に手を差し出す。
「大丈夫?木戸。」
木戸は手を掴み立ち上がった。
「楓は相変わらず凄いな。」
木戸は今でも僕を憧れの存在だと言う。
「あっ…あの…ありがとございました。」
いじめられていた男が僕達に頭を下げた。
「いいって気にすんな。」
と言った木戸とは違い僕は男に返した。
「いつも誰かが助けてくれるなんて、思わない方がいいよ。」
僕はそういい差し出された男の手を払い歩きだした。
「楓!今の態度は駄目だろ!」
木戸に注意されたが僕は返事を返さなかった。
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