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次の日美術室でヒマをつぶしている凜野に近付いた。
ここにいるのは知っていた
使われていない第2美術室
昔は美術が盛んで作られたらしいが、ここは小さく誰も使っていない。
部活帰りに
ここでボーっとしているのを何度も見ていたし
むしろ
目があった日は夜に世話になると勝手に賭けをしていた。
「凜野、何やってんの?」
流し目でこちらを見てニコっと笑った。
とりあえず今日も賭けに勝ったわけだ。
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